関数
【関数】
「関数」とは、変化する2つの数の関係のことです。
ともに変化する2つの数があって、一方の数Aが決まると、それに対応して、他方の数Bがただ1通りに決まるとき、BはAの関数であるといいます。
関数の例(1) 1冊\(40\)円のノートを\(~x~\)冊買うときの代金は\(~y~\)円である。 \(y=40x\) |
この例では、例えば、\(x=2~\)のとき、\(y=80\)、\(x=5~\)のとき、\(y=200~\)となります。
\(~x~\)を決めると\(~y~\)がただ1通りに決まるので、\(y~\)は\(~x~\)の関数です。
関数の例(2) あるクラスの生徒数は\(~38~\)人である。欠席者が\(~x~\)人のとき、出席者は\(~y~\)人である。 \(y=38-x\)
関数の例(3) 縦の長さが\(~x~\)cmの長方形がある。横の長さが縦の長さの\(~3~\)倍であるとき、この長方形の面積は\(~y~\)cm²である。 \(y=x×3x\) よって \(y=3x^2\)
関数の例(4) \(120~\)kmの距離を時速\(~x~\)kmで移動したときにかかる時間は、\(~y~\)時間である。 \(y=\displaystyle\frac{120}{x}\) |
いずれの例でも、\(~x~\)を決めると\(~y~\)がただ1通りに決まるので、\(y~\)は\(~x~\)の関数です。
関数は\(~x~\)や\(~y~\)などの文字を使って表すことができます。このときの\(~x~\)や\(~y~\)は、決まった値ではなく、いろいろな値をとります。このような数を「変数」といいます。
これに対して\(~40~\)や\(~120~\)などの決まった数を「定数」といいます。
関数の式が1次式であれば、その関数を「1次関数」、2次式であれば、その関数を「2次関数」といいます。
例(1)と例(2)は1次関数、例(3)は2次関数です。