円周率の覚え方

円周率とは、ひとつの円の円周の長さと直径との割合です。その値は無理数であり、無限に続く小数ですが、実用面では\(~3.14~\)が用いられています。

小数では書ききれないので、ギリシャ文字の\(~\pi\)(パイ)を使って表します。

\(\pi=3.14159265358979・・・\)

分数では、近似値として\(~\displaystyle\frac{22}{7}~,~\frac{355}{113}~\)などが使われています。

\(\displaystyle\frac{22}{7}=3.1428・・・\)

\(\displaystyle\frac{355}{113}=3.1415929・・・\)

 

さて、円周率の覚え方ですが、有名なものではこんなものがあります。

\(3.14159265~358979~3238462\\~~~643383279~502884197\)

産医師異国に向う(さんいしいこくにむこう)

産後厄無く(さんごやくなく)

産婦御社に(さんぷみやしろに)

虫散々闇に鳴く(むしさんざんやみになく)

御礼には早よ行くな(ごれいにははよいくな)

 

これで、小数点以下39桁まで覚えられます。

 

日本語はこのような語呂合わせで覚えますが、英語ではどのように覚えるのでしょう。

たとえば、こんなのがあるそうです。

How I like a drink, alcoholic of course, after the heavy lectures involving quantum mechanics.

量子力学の疲れる講義のあとは一杯飲みたいね、もちろんアルコ-ル入りのやつさ。

デビット・ブラットナー『 \(\pi\) [パイ]の神秘』(アーティストハウス)より

 

これで、小数点以下14桁まで覚えられるそうですが、どうやって覚えるのでしょう。数字とは関係のないことばのようにみえますが・・・。

これは、ことばの意味ではなく、単語の文字数で覚えるのだそうです。How(3文字)、I(1文字)、like(4文字)、a(1文字)・・・、つなげると、3.141・・・。

なんだかすごく面倒な気がします。短い単語なら何文字かわかりますが、長い単語なら、それが8文字とか9文字とかすぐにわかるのでしょうか。「0」はどうするかというと、10文字の単語をあてたり、何かの区切りを入れたり、というような工夫をしているようです。

それに比べると、日本語はずいぶん便利ですね。

 

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